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倭の正体
見える謎と、見えない事実

比較言語学者
姜 吉云 [著]

四六判上製/224ページ/本体価格1,500円
ISBN 978-4-88320-465-6

「倭」はどこにあったのか?

「倭」といえば、日本のことを指すというのが今は一般的になっています。歴史の教科書に出てくる「魏志倭人伝」に登場する「倭」も「倭人」も、日本人のことであると教えられています。「倭の五王」も倭国=日本列島の大王と考えられています。

しかし本当にそうなのでしょうか?
「倭」は日本だけのことなのでしょうか?

日本及び日本人の原点となる「倭」の実態を追究したのが本書です。
そして「倭」は動いた! それが「倭」の正体です。
著者は比較言語学の視点で「動く倭」を研究する過程から、『日本書紀』の裏側のこころ、つまり撰者たちの真意を読み取っていきます。『日本書紀』を複眼的に読むためのキーワードが、「倭」なのです。
「動く倭」の実体を知れば、「倭」の古代史がわれわれの先祖観を一変させ、グローバルな視野をもたらすでしょう!

『倭の正体』もくじ

第一章 倭の正体
1「倭」を定義する
2 半島南部に倭の存在
3 倭は陸から攻めてきた

第二章 「倭の正体」の比較言語学
1「倭=ヤマト」の音韻学
2 天孫降臨とドラヴィダ語

第三章 任那の真相
1「任那」を解釈する
2 倭国にとっての「任那」
3「倭」が「大和倭」になる日のために

第四章 古代史の中の「正」と「誤」
1 謎の三韓遠征
2『日本書紀』の意思
3『日本書紀』の中の「官家」とは?
4 好太王陵碑文の読み解き方

第五章 任那の正体
1 河内(=駕洛国)王朝を探る
2 欽明天皇の決意
3 倭から見た任那と百済の差

第六章 百済と倭国の秘密
1 百済とは倭国にとって何だった?

第七章 倭の大王の疑惑を晴らす
1 継体天皇
2 舒明・皇極・孝徳天皇
3 天智天皇
4 天武天皇

著者紹介

姜吉云(カン・ギルウン)
言語学者(比較言語学)。1923年生まれ。
ソウル大学校文理科大学国語国文科卒業。文学博士。
韓国では『韓国語系統論』(概説・文法比較編)、同(語源・語彙比較編)、『古代史の比較言語学的研究』、『国語史精説』、『郷歌新解読研究』など研究書が多数ある。
日本語の著書として『万葉集歌の原形』(三五館)がある。

好評既刊

山形明郷 「卑弥呼の正体」

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