「おんなの・ほん(私の薬箱)」増田智江 著 ・・生理のこと、セックスのこと、病気のこと、誰にも聞けない悩み。女性は一人で痛みに耐え痒みを隠し誰にも話せない不安と闘っています。

『おんなの・ほん』
~わたしのくすりばこ~
薬剤師 増田智江 著
定価(本体1,200円+税)
おんなのほん

女性はみんな 一人で「痛み」に耐えています。
一人で「痒み」を隠しています。
一人でからだの「不安」と闘っています。

初潮も生理痛も閉経も性器トラブルも、誰かと一緒ではないから、比べられません。
誰かに相談もなかなかできません。

そんな悩みを自分で解決できるよう、
「痛み」や「痒み(かゆみ)」、「不安」のセルフケアの仕方を、この本では紹介しています。
自分のからだを知れば、自分のからだは自分でケアできるのです。

腟や子宮を悪い状態のままに放置すると、子宮内膜症や子宮ガンなどの病気に
かかりやすくなります。
不妊症の原因にもなります。

幸せな「おんな」であるためには、
自分でどの状態が良いのか、悪いのか、分からなくてはいけません。
そのために、だれもが行き着くからだの疑問から、自分でできるセルフケアまで、
かわいいイラストをたくさん使って説明しています。

本の内容

私の生理はふつうなの? おりものは正常なの?
生理痛の薬はどれがいちばん効くの?
低用量ピルは私が飲んでも平気なの?

女性特有の病気って何があるの?
痒いのは性感染症なの?セックスは大丈夫?
婦人科検診はいつ受ければいいの?

生理が止まったけどほっといていいの?
ときどき感じる痛みは病気なの?
いまの私のからだは赤ちゃんが産めるからだなの?
腟(ちつ)は自分で洗っていいの? 他人にまかせるの?
閉経後にどうしてトラブルが起こるの?

生理のこと、セックスのこと、病気のこと・・
だれにも聞けない悩み・・
痒い 原因
下矢印
殺菌作用のあるビデと精製水

知ってた? 知らなかった!---本文より---

お母さんと娘 女性器のケアに、腟の内側を洗う「腟洗浄」があります。
トイレに備え付けてある「ウォシュレット」は外性器を洗うためのもので、腟洗浄とは違います。
腟洗浄は、生理の後や腟内の環境が乱れているときに行うと、腟内を健康に保つことができます。
厚生労働省で認可された「携帯用ビデ」が薬局薬店で販売されています。

日本では、あまり普及していませんが、アメリカでは、生理用品と一緒に携帯用ビデの使い方がお母さんから娘へ教えられます。
セルフケアについては、日本よりアメリカのほうが進んでいるようです。

目次

第1部 わたしのからだ

  • からだで何が起こってる?
  • 痒くなったら、どうしてる?
  • だれでもなりうる感染症
  • 生理中はお姫さま
  • モテるホルモン、あります
  • もうがんばらない生理痛
  • 冷えないからだづくり
  • 痒いときのビデと薬
  • もう生む? まだ生まない?
  • 病気の前のメッセージ
  • からだのリズム・1カ月
  • 子宮が無口になったら…
  • 閉経してもオンナ!
  • 生理痛の薬の選び方
高温期 低温期 排卵
女性ホルモンは全部あわせてティースプーン1杯ほど

第2部 女性を助ける製品をつくりたい

  • からだの弱い女の子
  • ドラッグストアからのスタート
  • 風俗嬢たちの悩み
  • わたしの生理不順
  • からだを大事にしなかった
  • 子宮内膜症になって
  • 予防医学ってすごい
  • 「紅参」との出合い
  • 遊牧民の知恵
  • 銀のスペシャリスト
  • 世に出るまで5年
  • アフリカの女性たちに配りたい

装幀・本文デザイン◎石川直美
イラスト◎カモ
編集協力◎東多江子

著者の紹介---”薬剤師は患者と薬のかけ橋”でなければならない---

増田 智江 (ますだ ともえ)
薬剤師として10年働きながら、『病気になってどうするか』よりも『どう健康を維持するか』が大切だと感じ、東洋医学の唱える『未病』に同調する。
自らの病気や、職業、様々な体験を活かし、美容・健康・医療などの企画開発を行なう「ウービィー」を立ちあげ、現在女性のセルフケアサポートし
日本をはじめ世界中の女性にプラスになるもの、女性が本当に必要とするものを世に送り出すための活躍をしている。

私自身がそうでした!---本文より---

内性器に悩まされていた。たどりついた「体」の守り方
(中略)
「しかたがない」「なんとかなる」の気持ちの裏側には、わたしたち女性が自分の内性器について、
あまりにも「知らなすぎる」という事実があると思う。
自分の体験と、薬剤師として患者さんと接して感じたことは、自分のからだは
自分で守らなければいけない、そのためには自分の内性器がどんなしくみで、毎月どんなことが
起こっているのかを知らないと!ということでした。

ありがとう地球

編集部より

日本の女性は、あまりにも内性器のことについて無知であると著者は指摘します。
実際に性感染症や子宮頸がんが、日本の若い女性たちのあいだで年々増加しています。

子宮頸がんに至っては9月29日、その急増する患者数に対して、ついに厚生労働省において予防ワクチンが承認了承されたばかりです(国外では
すでに100カ国近くの国で承認されていますから、遅いくらいですが)。
内性器の情報を知らない、自分で管理できないことが、女性たちのあいだで病気を広げている原因なのです。

女性にしかない器官だからこそ、とくに若い女性たちは、将来安心して赤ちゃんを生めるからだであるためにも、自分で腟のケアができる
社会になるように主張していくべきではないでしょうか。

いつも書棚にあって、必要になったらパッと開いて、サッと解決できるように扱っていただける本になるように願っています。

三 五 館 編集部
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