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二十歳からの20年間
“オウムの青春”という魔境を超えて



宗形 真紀子 [著]

四六判上製/256ページ/本体価格1,500円
ISBN 978-4-88320-493-9

魔境という名の青春

少女を待っていたのは、オウム特有の「グルイズム」(=麻原絶対主義)と「マハームドラー」(=与えられた試練を超える修行)でした。
薬物人体実験をはじめとする数々の無理難題について、「おかしい」と思う一方で、「帰依を続けなければ」と考える精神の葛藤が痛々しいまでに描き出されます。

そして、地下鉄サリン事件――身に覚えのない容疑での自身の逮捕に至ってもなお、彼女はオウムと決別できないまま、8年もの年月を過ごします。
しかし、日本各地の聖地を巡り、自然に回帰することによって、「憑き物が落ちる瞬間」を体験、苦しみを作り出したのも、その苦しみから抜け出していくのも、自分の心なのだという当たり前の結論にたどり着いたのです(2007年にアレフ脱会)。自らの精神と深く向き合ったことで書くことが可能となった「心性ノンフィクション」といえます。

著者紹介

宗形真紀子(むなかた・まきこ)
1968年、静岡県生まれ。感受性ゆえか、幼少期から心の扱いに悩んでいた少女は、20歳のときオウム真理教に入信。地下鉄サリン事件後に身に覚えのない容疑で逮捕されるなど、事件の渦中に巻き込まれる。その後、自らの心と深く向き合う作業による精神の変遷を経て、2007年、アレフ(オウム真理教の後継団体)を脱会。幼いころに育まれた大自然に回帰しつつ、執筆・表現活動を行なっている。