書籍案内

卑弥呼の正体
虚構の楼閣に立つ「邪馬台」国

比較文献史家(古代北東アジア史)
山形 明郷 [著]

四六判上製/256ページ/本体価格1,500円
ISBN 978-4-88320-501-1

書評・紹介情報などはこちらをクリック

卑弥呼は日本列島の女王ではなかった!

邪馬台国を特定するうえで重要なのが「楽浪郡」の位置です。
そこで本書は、楽浪郡が誕生するまでの古代北東アジア史、つまり古朝鮮の所在位置を見直すことからスタートします。

史料を書かれているとおりに読み解いていくと、古朝鮮の位置は現在の「朝鮮」の位置とは異なること、そして「楽浪郡」は従来比定されているところとは違う場所にあったことが明らかになりました。
それでは「邪馬台国」は…? 真実は本書で確かめてみてください。

日本古代史は大学者たちによって偽造されていた

もう一つのキーワードが「偽造された日本古代史」です。

明治の学問を興した権威ある学者たちは「倭」=日本であると思い込んで、強国日本を誇示するために古代史を改竄しました。
そしてこれらは今現在、日本古代史の「常識」として残っているのです。本書ではその経緯について、克明に記しています。

これまでの日本古代史の「常識」を変える発見があります。
古代史好きの方、本当の日本の歴史を知りたい方におすすめです。

もくじ紹介

まえがき
プロローグ 『魏志倭人伝』理解の方法
第一章 「古朝鮮」探しで“常識”を外す―史料に慣れる
第二章 漢の武帝の狙い―「漢の四郡」と「古朝鮮」
第三章 ニセ楽浪郡を構想した人々
第四章 高句麗の国都を追う―今のピョンヤンに都城はあったか?
第五章 謎をたたえる新羅
第六章 帯方郡の誤解をとく
第七章 意外なる、本当の百済
第八章 「倭」のカギを握る「前三韓」―馬韓・辰韓・弁韓
第九章 「倭」はどこだったのか
第十章 「邪馬台」にまつわるヒント
エピローグ 文献史学者の役割とは
あとがき

参考文献
論評 東北大学・井上秀雄名誉教授他
師・山形明郷――坂口孝男
本書を読むための歴史年表

著者紹介

山形明郷(やまがた・あきさと)
比較文献史家(古代北東アジア史)。
1936年、栃木県宇都宮市生まれ。
中国の史書古典を原書・原典で渉猟すること一路四十余年。ついに未到の史観の確立に至る。古代日本史は根本的な修正を余儀なくされ、韓国・中国にも影響は大きく及ぼう。
本書は『邪馬台国論争・終結宣言』(1995年)の最終改訂版である。2009年没。

好評既刊

山形明郷 「古代史犯罪」

本体 1,300円

金容雲 「日本語の正体」

本体 1,500円

姜吉云 「倭の正体」

本体 1,500円

林順治 「日本人の正体」

本体 1,600円