SNS戦略コンサルティング

倒産する出版社に就職する方法・連載第14回

 

 

たしかに迷走している。

それは認める。認めざるをえない。

私の人生が……ではない。

三五館シンシャの刊行ラインナップが……でももちろんない。

(私の人生も、三五館シンシャの刊行ラインナップも、計画どおり極めて順調に磐石の構えで進んでいる。冷や汗)

なぜ出版をやるんですか?

倒産する出版社に就職する方法・連載第13回

 

2000年4月20日(木)、予定の17時をずいぶん過ぎて始まったH社長との2回目の面接。すぐに採用か不採用かを知らされることになると思っていましたが、どういうわけか話題はなかなか核心に至らず、周辺をぐるぐる回るだけの雑談が続きます。

 

しばらくのちに気づくことになるわけですが、これはH社長独特の会話術(?)で、打ち合わせのメインテーマをすぐに持ち出さず、しばらく雑談に努めるんですね。あえて獲物の周りをぐるぐると廻りながらじょじょに距離を詰めていくということなのでしょうか。でもそれが意外に長かったりします。

非常にまずいのが、この会話術に相手が応じてしまった場合で、雑談だけが延々と続くことになります。私が知る限りでも、某著者との打ち合わせで「雑談8時間」という日本記録を樹立したこともあるくらいです。

 

とにかく採用か不採用かを知りたい私の切迫感を感じ取ったのか、H社長もいつもならたぶんまだ20分は続けるであろう雑談を早々に切り上げ、核心をついてきました。

折りと祈り

倒産する出版社に就職する方法・第12回

 

およそ1週間後、電話で再訪日を指示された私は、ふたたび四谷を訪れます。

(あっ、前の第11回から読んだ方、つながりありませんので。連載第10回から今回につながります。2000年の話です。なんで私が過去と現在を頻繁に行き来できる能力を手に入れたかについては連載第3回第7回あたりを参照)

この時点で私は自分の処遇がどうなるのかを知らされていません。